2014年5月16日金曜日

第二回おてらくご、今年は小学生にも参加していただきました!

今年も立川志ららさんと立川吉幸さんをお招きして「おてらくご」(お寺+落語)を無事に開催することができました。

昼の部には120名、夜の部は82名の方にお越しいただくことができました。
多くの方に足をお運びいただきまして、本当にありがとうございました!

今年は7カ寺に会場を増やして開催された「おてらくご」ですが、新しい試みとして森山町小学校の4、5年生をご招待して、仏教と落語の世界に触れていただきました。

5月9日、当寺は午後2時〜と午後7時からのダブルヘッダー


まずは、午後2時の部。5~6時間目の授業時間を使って子供達が来てくれました。



108名の生徒さんでほぼ満堂に


まずは私、住職によるプチ法話。
「仏教と落語の深いつながり」についてiPadに仕込んだイラスト等をプロジェクタに映しつつお話させていただきました。そして「受け取ることの大切さ」をお話しました。笑うということを「受ける」といいますが、一人では笑うことはできません。相手から受け取るものがあるから、笑うことができる。相手がいてはじめて笑うことができるのです。同じように合掌ということも仏様の願いを受け取るところに手が合わさる。生きるということも同様に一人ではできません。自己主張も大切ですが、いかに他人に支えられて生きているか気づくことの大切さについてお話させていただきました。


近所のデイサービスに通うご年配の方も数名ご招待しました。


立川志ららさんの登場
高座に登るだけで大爆笑!
まだ何もしていないのに(笑)


演目は「ちりとてちん」と「たぬきの札」


はじめは古典落語についてこれるのか心配しましたが、このとおり大爆笑
終始笑いが絶えず、身体をのけぞらして大笑い。志ららさんも驚くくらい大盛り上がり。
志ららさんの表現力もすごいけど、時空を超えて笑いを取ることができる古典落語の懐の深さもすばらしい!


 落語を二席聞いていただいたあとは質問コーナー
皆さん、時間いっぱいまで質問が止まらずに打ち切られるほど一生懸命されていました。

テレビ局や新聞社さんも取材に来られていました。

みんな笑顔でお帰りです
笑いの世界しっかりと受け止めてくれました!
仏教の世界は・・・一生の宿題ですね。


終了後も志ららさん、大人気。子供達に囲まれて、いじられていました(笑)
今回の「おてらくご」を縁に落語クラブが発足することになったそうです。
また図書室には落語の本やDVDが配置されるとか。
来年は是非、子供たちに高座にあがっていただきたいなぁ〜



◯夜の部 午後7時〜
まずは、正信偈。
今年もプロジェクターに正信偈を映しだしてみんなでお勤めしました。
ちなみに私はiPadを持ちながら勤行(wifiでプロジェクターと連動させています)

続いて、私の法話。
本堂を真っ暗にして地獄絵をプロジェクターに投影。
眠気も覚めるような恐ろしい地獄ツアー、地獄を通して私たちの在り方についてお話させていただきました。





泉ヶ丘高校の放送部が取材に来られていました。


そしてお待ちかねの落語。夜も志ららさんにお願いしました。
勿論、みんな大笑い。

笑うと血管も笑うとか。
血流がよくなり免疫力も高まることが医学的に証明されているそうです。
少々の病や悩みは笑いで吹き飛ばしましょう!
でも吹き飛ばせないような悩みや苦しみがあるときは是非お寺へ足をお運びください。
悩みをなくすことはできないけれど、それを受け止めていく力と意欲が湧いてくるはずです。

そんなこんなで、体力的心配があったのですがおかげさまで無事に終えることが出来ました。

ご来場いただけた方も、いただけなかったかたも、この度はどうもありがとうございました!

またのご縁を!